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レディ・バードのmarikabraunのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.0
グレタガーウィグの初監督作且つ彼女の自伝的映画と聞いて去年から楽しみにしていた作品。母親との戦いの日々や文化のない田舎にうんざりしていて、自分で自分に名前を付けて、あらゆるお気に入りを壁にペタペタ貼った自室で暮らす女子高生の痛々しくも愛おしい姿にどうしたって身に覚えがある。まだまだクールにはなり切れなくても故郷の美しさに気付き、両親がつけた本名を名乗り、素直に「ありがとう、愛してる」と言えるようになったラスト、今はもうそれだけで十分だよと彼女を抱きしめたくなる。
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