B級怪獣エイガ

レディ・バードのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.6
自らをレディバードと名乗る女の子の苛立ちと苦悩、親との衝突青春映画。

オープニングの彼女のあのヤバすぎる行動で『神映画来た?』と盛り上がったが中盤結構ダレて退屈し93分とまあまあ短いのに『長いな』と感じてしまった。でもラストはいい感じだったので結果的には満足。

お気に入りのシーンはなんと言ってもまずオープニングの口喧嘩からの~お母さんギャー!がベスト。彼女のねじれ拗れた滅茶苦茶な心の感じが伝わりすごい良かった。この感じを保ちもっと派手に色々やってたら良かった。中絶の話のところは普通に酷いし、先生の車にイタズラするところは先生の反応まで楽しむくらいして欲しかった。
他良かったシーンはダニーがレディバードの店まで来て裏で泣き抱きつくシーン。ダニー、苦しかったなぁよしよしとグッとくる。あと後半の親友とのくだりやお母さんとのくだりもグッときた。

映画のフィルムのざらついた感じも好みで画自体は好きなところが多い。話はあとひとつなにか欲しかったかな。オープニングを超えるところがなかったのが惜しい。

あと割とエロティックなシーンもあるので誰かと見る時は気をつけて。

海外の青春映画好きな人はレンタルを待機し手に取ってみては。