レディ・バードのmurasakiのレビュー・感想・評価

母、父、兄、街、友、自分自身、
素直に愛情を示せない。
背伸びして格好付けて無理やり飛び立ってやっと知る。傷付けて傷付けられる、どこにでもいる女の子のお話。

傷付いた時、母の前で涙すること。
分かっているのに「愛されたい」なんて口にすること。
傷付けたことに傷付くこと。
どれもこれも痛々しくて、愛おしくて、笑って泣いてた。

これほど「自分がいる」と思った映画は初めて。観てよかった。
そして私と同じように感じるであろう、母にも観てもらいたい。