Screen7

レディ・バードのScreen7のレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.3
うわぁ…今の私に刺さる。
なんか悔しいけど色々と共感してしまった。主人公と性格全然違うし進路のことで親とモメることもなかったけどなんでだろ。
HSMみたいな憧れ系の青春映画も大好きなんですけど、こういう普通の高校生の日常の話ってちょっとした会話も面白いから大好物!
"レディバード"と名乗るクリスティンは、予告でも何回も見てたけど、親と口論して車から飛び降りちゃうような少々ぶっ飛んだ女の子。
友情も恋愛も大忙しだけど、クリスティンは進路を決めなくてはいけない高校最高学年、ということで進路について沢山お母さんと喧嘩します。この作品は"母と娘の不器用な愛"がメインでしょう。

クリスティンの2人のボーイフレンドとして、ルーカス・ヘッジズとティモシー・シャラメが出てくるけどなんて豪華な2人なの…ティモシー・シャラメの三白眼魅力的。
クリスティンが壁に男の子の名前書くの可愛くて好き。熱しやすく冷めやすい女って感じ笑

『20センチュリーウーマン』にも出演していたグレタ・ガーウィグの自伝的映画とも言われている今作。"サクラメント出身の彼女から故郷サクラメントへのラブレター"なんて素敵ですよねー!
離れてからわかる故郷の良さと親への感謝の気持ち。「"愛情と注意を払う"のは同じこと」というのも納得しました。
心の片隅で分かってはいるけど素直になれない気持ちを、現在進行形の人(ティーンエイジャー)は共感できるし、大人になった人々は"あの頃"を懐かしく思い出せると思います。
あっという間に大学生になってしまった今、一年前の自分もこういう時期を過ごしていたっていうのが嘘のように感じる。青春って一瞬。
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