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レディ・バードのcanaのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.6
高校最後の年、17歳のクリスティン=自称:レディバードのユーモア満点の青春ストーリー。

ちょっとしたことでの母親との言い争い、
女友達とのくだらない妄想やおしゃべり、
はじめての彼氏、
親に話せない進路の悩み…

誰でも通る“あの頃”のリアルな悩みややりとりに懐かしささえ感じた。
とくに母との会話は自分と重なる部分が多くてなんとも言えない気持ちになりました。

観る前はもっと中2っぽくてイラっとする主人公かと心配してましたが、
大人と子どもの狭間で悩みつつ少し背伸びするレディバードの姿は、むしろかわいらしく、愛しく思えました。

ブルックリンでも女性の成長物語を演じていたシアーシャ・ローナンは、今回はまた違う感じで良かった。

田舎町の普通の高校生たちの中で、
「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメだけ本作でも明らかに際立った色気を放出していて、思わずうっとり。。
ちょっと浮いてたくらい笑

ドラマチックな展開は少ないけど、だからこそ記憶が蘇るような不思議な感覚のする映画。

プロムのドレスショッピングからの展開が好きです。
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