イタくてとびきり愛おしい、思春期の女の子。
ずっと地元の世界しか知らないから、まだ知らない外の世界を夢見て、憧れて、その分地元の退屈さにうんざりする。
厳しく接するママの気持ちがわからず、反抗することしかできない。
友達もそう。ずっと一緒にいて、大切な友達だったはずなのに、"そういう"時期だから、トガってて人気者の子と一緒にいてみたり。
離れてみないとわからない。違う世界を経験してみないとわからない。
どれだけ自分があの世界を愛していたのか。周りの人たちが、どれだけ愛おしい存在なのか。
2018 No.110