ヤムチャン

レディ・バードのヤムチャンのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
2.0
期待値が高かった分、母親もクリスティンも我が強すぎて入ってこない。個人的に、もう少しだけ優しさのスパイスが無いとどちらの側にも寄り添えない。
なんか女性特有の自分都合の合理性にまったく共感できなかった。終盤、都会の大学に出てみて故郷のサクラメントを郷愁したり、母愛や家族を想ってみたりと原点回帰への引力も心を動かす力は働かない。
確かに思春期特有の振り回し、日常で起こる出来事への感情の起伏を丹念に描写されていて細かすぎるぐらい丁寧なのだが、製作者サイドの意向を汲むことはできなかった。