泣いてしまったなー(T_T)。
ウザいと思ってた母親も親元から離れてみれば、母の愛が分かる。
アメリカ版上京ガールの高校生活最後の一年のお話。
4月から東京に出て来る上京ガールには是非観て欲しい一作です。
2002年
カリフォルニア州のサクラメントが舞台。
敬虔なクリスチャンの学校に通うクリスティン"自称レディバード"(シアーシャローナン)
ママが一言多くてイチイチ何かと言って来るからカチンと来ちゃうのよ。
パパは穏やかで優しくて良い人なんだけれどもね…。
私、アメリカのハイスクールで制服がある学校って、この映画で初めて見ましたよ?
授業も男女別だし。
レディバードの親友ジュリーが太っているのに可愛いっのなんの!!
って、ジュリー役のビーニーフェルトスタインってジョナヒルの妹さん!!ジョナヒルにソックリ(>_<)!!でも、本当に可愛いんですよ☆
ロッカー室の床に二人で寝転んでロッカーに脚を立てかけて、スナック菓子食べながら
"どんなオナニーしてる?私はねー…"とか会話しちゃうんだもの(°_°)ひょえ〜。
そこまで深い話が出来ちゃう親友がいるっていいなー。羨ましいなー☆
っていうか、女同士って下ネタも言うしセックスの話もするけど、オナニーの話って決してしませんよね?
まあ、レディバードもジュリーも二人共バージンなんだけれどもね(^_^;)…。
レディバードの初めてのカレシのダニー(ルーカスヘッジズ)が好青年で、二人の恋愛の描写がなかなか好きです☆
ダニーと二人で草っ原に寝そべって星の名前を付けて叫んだり
「ブルース!!」
初めて家にカレシを連れて来て、初めて感謝祭をカレシの家で過ごす。
レディバードの薄いピンクのドレス…に右手にハメたピンクのギプス姿が可愛いの♪
親友のジュリーとダニーの友達と4人でライブに行ったり葉っぱでラリったり…夜中コソコソ騒いだり…。
ママはうちで感謝祭を過ごさないなんて…とグチグチ言いながらも、夜中にミシンでドレスを手直ししてあげてたり…するのよね(T_T)。
そして、ミュージカルの舞台のシーン(T_T)…あああ…。
ダニーとの別れは仕方無いことよね…。
シャロメくんがイケてるんだけれどゲスな男の子だったなー。
新しく気に入った男の子に近づく為にスクールカースト上位にいる嫌な女の子と仲良くしたりね…「ってか、あんた誰?」とか言われているのに。
(ジュリーが可哀想だったなー。)
苦いバージン喪失…。
ジュリーと仲直りして女の子二人のプロム…。
羽ばたきたいの!!だって私は"レディバード"なんだから!!
ニューヨークの大学に行きたい!!
地元の大学に進んで欲しかったママは激怒!!
パパも鬱状態で失業中の身だもの。家の"懐事情"だってあったでしょうに…。
そんなパパも就活したり…。
パパと銀行に行って、住宅ローンと奨学金のあれやこれや…。
大変だのう(T_T)。
旅立ちの日、空港で、ニューヨークに旅立つ娘を見送りたくても、見送れ無いママの気持ち(T_T)。
シスターの
「心配する事は=愛」
という言葉。
って言うか、パパ!!ズルいよー!!こんな事するなんて絶対に絶対に泣いちゃうもん!!
(パパの思いやりの行動に涙涙なのです(T_T)。)
親元離れてシミジミ分かったママの愛(T_T)。
レディバードは目的の地に降り立ったから、もうバードでは無いの。
「私の名前は"クリスティン"よ!」
ラストのスパっとした切り方も凄く好み。
余韻がとても残る。
クリスティン…夏休みにはきちんと毎年里帰りするんだよー(T_T)。
あれこれ…。
車を運転するママとレディバードの横顔。
差し込む光。
やっぱり、母と娘だね☆何だか似てる♪
レディバードのシンプルな服装に着けているアクセサリーとか可愛いの☆
お部屋もピンクで壁にたくさん写真とか貼ってあって、文字が書いてあって、ライトでビカビカしててレディバードの部屋らしくて可愛い。
その部屋をニューヨークに旅立つ前に壁を白く塗り綺麗に片付けするシーン。
なんとなく流れるぬるいBGM…。
カット割りの多さ…。
映画の作りがグレタガーウィグらしい…というか…初監督だけれど、なんだか、"らしさ"を感じました。
そして、シアーシャが赤毛で、自分をレディバードと名乗ってしまうクセ?のある役がとても似合ってました。
余談の余談…
ジュリーが数学の先生に"ほのかな恋心"をいだいている気がして…
でも、先生は既婚者で、奥さまは妊婦…。
ジュリーの恋も掘り下げて欲しかったかなー。
兄のミゲルと妹のレディバードの仲の悪さがリアルでした☆
(ってか、家にいる黒人ミックスの女性ジェリーって何者?姉?ミゲルのカノジョ?居候?)
もっと書きたいことがあるけれど、ここら辺で(>_<)!!
ワタクシ事余談
私は一人っ子なのですが、両親がたくさんたくさん苦労して、私には何も不自由な想い一つさせずに私を育ててくれたので、親の苦労が身にしみて、しかも両親他界してしまったので、それで、より一層泣いてしまいした(T_T)。