ぐっない

レディ・バードのぐっないのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
5.0
どうしよう、本当にどうしよう、この映画は間違いなく、私の人生で大切な映画になるんだろうなって、確信してしまった。

レディバードに私を重ねていた。彼女と彼女の母親の関係は、そのまま私たちのそれだった。大喧嘩して大っ嫌いだって思うし一生許さないって思うのに、次の日にはなんでか忘れてしまっているし、馬鹿にされたらふざけんじゃねえ誰にも負けないすごいお母さんなんだぞって思う、なのになんでだろうね、お母さんには言えないんだよね。ポロポロ泣いてた。

好きなシーンを数えていたんだけど、やめた、まるごとこの映画が好きだ。下手くそでダサくて感情的で自意識の塊みたいなレディバードが大好きだ。周りの人達も、大好きだ。知ってること、最近起きたこと、これからしたいこと、そういうものがいっぱい詰まっていて、17歳の今、この映画を見れたことが私にとっての幸せだ。きっと私はこれから生きていく中でしんどいことがあっても、「レディバードはそれでも生きてた」って思うんだろうな。下手くそでも恥ずかしくてもダサくてもいいから、あれくらい、泥臭くて人間臭く生きたいな、私も。私の人生の指標です、ありがとう、クリスティン・レディバード。
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