カトリック系の高校に通うレディバード
住む街サクラメントを嫌っており
ニューヨークの大学入学を望むが
家の金銭事情から望みは薄い
家計を支える母は懸命に働く一方で
娘の素行に手を焼いていた
恋人ダニーとの顛末
カイルとの出会いをきっかけに
親友ジュリーとのすれ違いなど
勢いのまま突き進むレディバード
心配が尽きない母と衝突を繰り返す
そして彼女は内密にある行動を起こす
若さ故に危うさを伴い進む娘
心配で口うるさくなる母との激しい衝突
感情爆発させる姿にハラハラしつつ
密かに娘を支える父や仲良しのジュリーなど
バランスを保つ存在が心強い
脇役だがとても良いキャラクター
レディバードの高校生活をベースに語られる
だが伝わるのはいびつな愛情の自覚や
巣立つ子供に対する寂しさなど大人向け🐣
嫌いなサクラメントのラスト描写や
車内でお母さんが感情を溢れ出す姿に感動
感情優先で思い立ったら即行動
シスターにいたずらを仕掛ける悪知恵も笑
明確なキャラ作りで見やすい
一方ダニーに近づくためカーラーを準備
カイルと繋がる目的の嘘でジェンナと仲良く
大胆さとしたたかさは大学の顛末にも繋がる
キャラクターが丁寧に描写されていて
後先考えない姿が見る側にも伝わり
色々言いたいお母さんの気持ちがわかる😅
住んでいる地域の優劣がはっきり
華やかなダニーやカイル、ジェンナに対し
レディバードやジュリーの家は庶民的
服を買うマーケットの雰囲気からも伝わる
「線路向こう」さりげないダニーの言葉
敏感に反応する母に感じる劣等感
どうしようもないが漂う切なさ
おしゃれをしてプロムに向かう車の中で
カイルたちに陰口を叩かれるレディバード
相容れない姿に胸が締め付けられる💦
「愛情と注意を払うのは同じ」
「愛情をもって街を観察している」
自分の行動裏にある意識を教えてくれる
シスターの言葉にハッとさせられた😳
サクラメントを走る母と娘が
交互に切り替わるシーン 風景の美しさと
親子の絆を併せて感じられ印象的
「支えたくてママはイラつく」
認めて欲しい娘に対する母の小言
その裏にある成長を願う愛情
現実を受け入れようと書いた手紙や
いよいよ巣立つ日 車内で溢れ出す感情
強気なキャラとのギャップで感動させられた
序盤は勢いある青春映画っぽいけど
核心のメッセージは大人に刺さりそう
良い映画でした❗️