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レディ・バードのharumijanoのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.3
これは“レディ・バード”が“クリスティーン”になる話。

思春期あるあるの初体験やプロム、友達とのギクシャクとかは抑えつつ、本筋は親子。そして地域に属するということや、自分の名前という一種の記号を通してみたときの神との関係など。
レディ・バードの目を通して、彼女が感じるサクラメントの風や光、匂いをかんじられるタッチなのも◎。

お母さんが一筋縄ではいかない生活で、なんでそんな言い方するんって思ったけど、もちろん愛してるんやしお母さんも一人の人間。不器用なこともある。
いつのまにか、自分の学生時代を思い出すより、自分が親になった時にどうしてやれるかを考えてしまうようになってたのは意外な発見。
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