ダイヤモンド

レディ・バードのダイヤモンドのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.0
この年頃の女の子たちの、訳もなく込み上げる涙って。
親や友だち、学校のこと、などなど。いろんな不満や不安はあるけれど、結局はその涙の行き着く先はこの言葉。

理由はないわ。幸福になれないだけ_。

保守的な田舎町、何にでも干渉する母。それらを嫌い、離郷したいと願う”レディ・バード”(本名クリスティーン・マクファーソン)。勉強だけでなく、恋も友情も避けることなく、自分らしく楽しむレディ・バード。母との間にわだかまりを作ってしまったけど、なんとかNYの大学に入学が叶ったレディ・バード。その彼女が親元を離れ独りで暮らすうちに、仲違いしてしまった母の愛を心から知る。それに生まれ育った、中途半端な田舎街サクラメントの良さも。

ところどころで、笑いのポイントがあるので最後まで飽きることなく観ることができました。