おさるのじょじへい

Rain Townのおさるのじょじへいのレビュー・感想・評価

Rain Town(2011年製作の映画)
3.8
やまない雨の音も、荒廃した街も、ロボットの想い出も
全てが切ない。
例えみんなが忘れても、
おばあさんだけは、雨の街を忘れていなかったんだね。
街に残された看板や空き缶は、おばあさんの家で生き続けるんだ。

キティちゃんと同様に、おんなのこやロボットの
口元が描かれていなかったが印象的だった。
それでもおんなのこが、ロボットに微笑んだ瞬間は
しっかりと伝わった。

答えを出さない、多くを語らない作品。
感受性が豊かな人でなければ、
作品の奥行きが広がらないのかもしれないなぁ。