『リヴ・タイラーと言えば「アルマゲドン」という方に』
アメリカのある地方都市の個人経営のレコード店の1日を描く。
店長以外、店員は皆ティーンエイジャー(もしくは20代)という時点で若干ファンタジー感が漂うが、レコード店を舞台にした「ブレックファースト・クラブ」と言えば分かりやすいだろうか?
「ブレックファースト・クラブ」感が漂うせいか、画面のルックのせいか、80年代の映画かと思ったら、95年の映画で少しびっくり。
当時まだ10代だった、リヴ・タイラーの美しさはすでにこの作品でも発揮されていて、とりあえず彼女をポスターの真ん中にしとけ、と決めた製作者は限りなく正しい(本作はいわゆる群像劇なので、特にこれという主人公はいない)。
きっとアメリカの観客は、彼女の美しさに度肝を抜かれたことだろう。
DVDの時には10分か15分くらい長いバージョンがあったと思うんだけど、それはどこに云ったら観られるんでしょうか?
未公開シーンを観ると、落ち目のスター、レックスにも救いがあったのに、劇場版ではバッサリカットしてあってお気の毒。
今やCDは過去の遺物になりかけ、レコード店の実店舗も失われ続けている2018年に本作を観る皮肉。
セルBlu-rayにて。18.01.03
2018#002