たけちゃん

四月は君の嘘のたけちゃんのレビュー・感想・評価

四月は君の嘘(2016年製作の映画)
4.0
僕の世界はこの鍵盤のようにモノトーンだ…


新城毅彦 監督 2016年製作
主演 広瀬すず、山崎賢人


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」

本日、3月27日は「さくらの日」です\(^o^)/
桜、いいですよね~。本当に大好き。
日本人で良かったなぁと実感します( ˘ ˘ )ウンウン


1992年に日本さくらの会が制定した日で、3×9(さくら)=27という語呂合わせ←デモムリアルナァ…と、桜始開(サクラハジメテヒラク)という七十二候の時期により定められたとか。

桜への関心を高め、普及することで国土の美化を目指すんだそうです……。

いやいや、桜はみんな関心あるでしょ!
春と言えば、桜でしょ?
でも、1年中桜だったら、やっぱりダメよね。
桜の素晴らしさは、すぐに散るところだと思うんですよね~。儚さ!本当に日本的な美を感じる。
はぁ、お花見にいぎだい……
北海道はまだひと月先ね……





偶然ですが、奇しくも地上波で放送されたんですね……ホントニグウゼンデスヨ

映画の公開は秋でしたが、これは春の映画ですよね~。タイトルにも「四月」ってあるんだから。桜が重要なモチーフでもあったんで、選びましたよ!
本当に桜が儚く、美しかった。
あと、やっぱりすずちゃんだし😏


原作マンガも大好きで、連載で読んでました。アニメ版もよく出来ていたし、さて、実写どうかなと思っていたけど、予想以上に良くできていたと僕は思いましたよ。酷評も見るけど……

僕は公開時に嫁と観ましたが、2人とも大好きでしたからね。



原作って、ギャグっぽいところもあるけど、映画版はそうした要素を排除して、誠実に作ってあったので、素直に感動できる作品になっていた。

原作に登場するライバルや後輩を指導する要素を全て廃したことにより作品をコンパクトにまとめ、また、設定を中学から高校に変更をかけたことで、山崎くんとすずちゃんの実年齢に近く、実写として感情移入しやすくなりましたよ。上手にまとめたなぁという印象です。



あとは何よりもこの作品はすずちゃんです。
「ちはやふる」とは違った魅力を存分に発揮しています。旬の女優とはこういうものかという今しかない輝きを放っています!

監督はまだ広瀬すずが世間に注目される前、「海街ダイアリー」の公開前にキャスティングしたそうですが、さすがの慧眼ですよね。どこがそう感じさせたのか?
見る人が見ると分かるんですね~( ˘ ˘ )ウンウン


僕はかをりちゃんが最初に鍵盤ハーモニカを吹いて出てくる「ブレーメンの音楽隊」シーンが本当に好き。風のイタズラでスカートがめくれるとか、なんなん!可愛すぎるぞ( ¯−¯ )フッ

演奏シーンへの批判もあるようですが、十分練習の成果は出ていましたよ。本物が見たいならコンサートに行くべきで、映画はらしく見えればいいんです。僕はしっかり世界に浸れました( ˘ ˘ )ウンウン



あと、僕個人の発見としては、石井杏奈ちゃんですね。
LDHが苦手だとは以前も書きましたが、それでも、良いものは良いと認めねば。彼女の今作での演技は原作の良いところをしっかりと伝えてくれました。かをりちゃんと公正の間に立ち、その気持ちを隠しながら(隠しきれないけど…)接する姿が切ない😭😭😭


親友役の中川大志くんって、先日観た「坂道のアポロン」でドラムを叩いていた千太郎じゃないですか!いやぁ、全然気づかなかった(笑)
いい方に成長しましたね(^-^)
千太郎、チョー好きでしたからね(^-^)/


山崎賢人くんはフツーに演じてましたが、それが公正っぽくて、僕は嫌いじゃなかったですね。原作の公正もあんな感じだし。ただ、もう少し、心の闇というか痛みが出せても良かったかな?






謎解きではないけど、タイトルにある「嘘」って何なのか、ぜひ、確かめてみてくださいね。

原作ファンの言いたいことも良くわかるけど、これはこれで十分良い作品だと思いましたよ。先入観なくご覧くださいませ(。・ω・。)ゞビシッ!!



あ~、桜が鮮やかで素敵だったなぁ\(^o^)/