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四月は君の嘘のMのレビュー・感想・評価

四月は君の嘘(2016年製作の映画)
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地上波にて。
anoneがすごく好きで、ちょうど「広瀬すずちゃんは静的な役がすごくいいな」と思っていたところなんですが、やっぱりヒロインらしい明るくて元気で可愛いみたいなのも似合ってしまうなあと思いました。ただそこだけに収まって欲しくはないと強く思います。
あとあれですね、声がいいですね。最近本当によく思うことですが、女優さんは俳優さんよりも圧倒的に声が重要だと思うんです。印象に残るというか、その人物を象徴するものでもあるので。記憶に残る声は大事だと思うので、広瀬すずちゃんが売れる理由の1つかなと改めて思いました。

原作未読なので映画だけでストーリーの良し悪しを判断することはできないのですが、ラストもう少し感情移入できたら良かったな〜と、個人的な感想です。家だからなのか、なぜなのか。笑


この映画で好きなのは、広瀬すずちゃんが病院で倒れて足が動かなくて泣き叫ぶシーンです。「声が大事」と言いましたが、個人的にすずちゃんの声の出し方が好きです。会話をしている時よりかは叫ぶ時とか。力を入れてる時。その泣き叫ぶシーンは、本当に「叫んで」いて。苛立ちと悔しさと悲しさが全部詰まっていて。突然自分の足が動かなくなったら、あんな風になってしまってもおかしくないよなあと思った。あと「死にたくない」と言うシーン。ここも力のこもった声に、胸をぐっと掴まれました。

ラストの手紙のシーンでは泣けなかったんですが、泣き叫ぶシーンはうるっとしてしまいました。もうこの病院で泣き叫ぶのは予告でもダメなんですよね、もれなく「ううっ」となる。本当に不思議なんですけど。なんでだろう。すずちゃんの声って本当に、謎の力あります。笑


地上波のエンドロールがない感じはやっぱり寂しい!まだ終わってないのに!余韻あるのに!って笑 あれどうにかならんかなー。
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