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シークレット・デイ あの日、少女たちは赤ん坊を殺したのMOEのレビュー・感想・評価

3.7
世間の評価は良くないですが、私は中々好みの作品でした!

地味で単調ですが、何とも言えない人間模様に凄く引き込まれて、1時間半があっという間でした。

登場人物それぞれが、どこか屈折していて、その屈折がぶつかった時、最悪な結果を生み出す。誰が悪い、悪くないじゃなくて、それぞれの闇が作用し合って、結局皆が悪になってしまう。一つでも、光があれば、結果は変わっていたのではないか、と思わずにはいられないですね〜。

少し残念だったのは、ダコタ・ファニング演じるロニーの背景をもう少し掘り下げて欲しかったという点ですね〜! あと20分くらい映画の尺を増やして、人物描写を濃厚にして欲しかった!( ̄^ ̄)

個人的には、この作品のエリザベス・バンクスが凄く好きです! 普段はコメディエンヌのイメージですが、今作では真っ直ぐな刑事役がピッタリでした。

制作がフランシス・マクドーマンドさんなのも納得の雰囲気。閉鎖的な町に、ダークな人間模様。上手いです。
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