夏の夜の夢の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「夏の夜の夢」に投稿された感想・評価

造形美に酔いしれる。
まずポスターアートから素晴らしすぎる。
タイトルが表示される演出から、
序盤、中盤、終盤に至るまで「演劇」と「映像」の融合が甘美な夢の世界へと誘ってくれる。

シネマ歌舞伎やゲキ×シネの時も思ったことだけど、
これはやはり舞台で観たかった…
本作は特に。
2014年、ニューヨーク・ブルックリンにあるTheartre for New Audienceで上演された舞台の映画化。
演出は『フリーダ』のジュリー・テイモア。

初めから素晴らしい演出で鳥肌でした!!
白い大きな布と映像と光で舞台に奥行きを出しています。
客席も両サイドと変わってました。

さて、本作はシェイクスピア原作の喜劇です。
昔、舞台を観た事があるような、ないようなとうろ覚えですが、
妖精パックが間違えて惚れ薬をかけてしまう事から始まる4人の男女の好きだ嫌いだの大乱闘が大きな流れ。

そして妖精パック役のキャサリン・ハンターが小賢く、滑稽な動きで人間離れしていました。
身体も柔らかい!

舞台美術も衣装もとても良かったです。
途中、ドレスの後ろが開いていて、脱げてしまうのでは??とハラハラしましたが演出でした。。。


映画化ならではのアングルで舞台が観れたのはとても良かったですが、やはり生で観たいですね。
息遣いとか、汗とか、迫力が違いますからね。

映画を観る前にムーア作の絵画“夏の夜”を見ていたので自分の中で繋がってます。

http://s.fashion-press.net/news/gallery/17695/305563
観たことない聴いたことない感動は沢山有るんだよなぁ。まだ知らぬ表現も表現者も作品も、お互い海を越えて到達するものは限られているけど、限られた中で様々な手法で伝え合い受け取り合いしてて。世界に溢れ出て。ちょっと記憶ないとこも有るの、ぁー、もったいない。ステージの造り方も面白い。生で見たら迫力凄いでしょね。サントラ有るかなぁ、音楽も好きだな。
マジカルでミラクル!
ジュリー・テイモアの『夏の夜の夢』
幻想的でアイデアと躍動感に溢れていて、何から何まで目が離せませんでした。
妖精をあんな風に表現するなんて!
そして、パック!キャサリンあってのこの作品だとジュリー・テイモアも言っていましたが、確かに納得。身体能力の高さにも圧倒。
夢夢しくて、毒毒しくて、鮮やか。
尻上がりに笑える。いや、笑えるなんてもんじゃない、抱腹絶倒。
舞台という有限のスペースを全く感じさせず、無限に広がる時空へ旅したような…エンドロールで本当に長い夢を見ていたような気持ちになる、極上の時間でした。

舞台美術や衣装のみでなく、演技ももちろん当たり前ですが、言うことなしでした。
全体的には全く堅苦しさはなくユーモラスで、若い男女四人がドタバタとする森の中での喧嘩のシーンは笑いっぱなしです。

しかし同時に、町人達の健気さの中にちょっと混ざりこむペーソスや、妖精達の世界にちょっと感じる狂気や人と違う感じも感じられて、深みや豊かさが一層増します。

この、一夜の夢と疑う感じ、劇の終わりのちょっとした寂しさ…広がりきった風呂敷が、最後に小さなパックの手の中に収まっちゃう感じ…!
これぞmidsummer nights dreamです。


平日夜に見るには勿体無い!

もっと時間も集中力もある時に見られたら満点でした!
S

Sの感想・評価

-
やっとジュリー・テイモア演出のNTL『夏の夜の夢』鑑賞。

やー、これは本当に凄い。演出めちゃくちゃカッコいいし、俳優が皆すごい。すごすぎて稚拙な感想しか出てこない。口コミ効果か今日はセンターブロック9割埋まっていました。サイドも少し。吉祥寺オデオンにて12/3が最終日、これは混雑が予想されます!ぜひ!

キャサリン・ハンターはもはや人ではなかったし、足元1ミリずっと浮いてるみたいだった。成河さんのパックも凄かったと聞くけど、この役は本当に人でなくならなければいけないんだな。舞台ならではのポップな演出が凄く好みでした。私は、しみったれた演出より、ぶっ飛ばした演出が好きかもしんない。
Seseragi

Seseragiの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、舞台を映画化しているわけでそこまでカメラ等には期待していなかったのだが、
映像美がすごい。愛を感じる撮り方。
そしてキャサリンハンターのパックがなんとも言えずに可愛らしく不気味。妖精そのものであったように思う。
シェイクスピアが原作ということで、名作なのは知っていたが、ここまで面白く出来る演出に感動うう!!

元の脚本の言葉の綺麗さも日本語訳にも現れててとっても良いものみたー!という気になりました。

楽しく演劇をやるということは素晴らしいです。
一言で言って、素晴らしかった‼︎☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
美しくて、魅惑的で、かつ笑えて、
こんなに素晴らしい舞台、なかなかない!

一番最初のタイトル”Midnight Summer Dream”が、
シーツの空に映し出されるところから、オッて引き込まれた。
それ以外にも、随所随所で使われるシーツの使われ方、それをキャンパスにしたプロジェクションマッピングの美しさ、その組み合わせが生み出す絶対的な世界観や雰囲気。
特に妖精の王と女王のシーンは毎回ものすごい雰囲気で、呑み込まれそうだった。
「演出家って素晴らしい。」
本気でそう感じさせてくれた舞台。

そして俳優さんたちの演技力!
ハーミアのぶりっ子っぷり、
ヘレナの一途っぷり、
まさに役そのものだった!
何よりも笑ったのが、惚れ薬をつけられたライサンダーとディミートリアスがヘレナを奪い合う場面!
ハーミアが加わってからの、男2人が‼︎
なにあれ‼︎面白すぎる‼︎
としか言いようがない滑稽さ、面白さ!

職人たちのパートも面白かったぁー‼︎
個人的に一番うけたのは、
ロバの頭になっちゃった仲間を、残りの職人たちが悼んで(ホントは死んでないけど笑)歌うシーンで、
黒人の俳優さんがゴスペル入れてきたとこ!
なんであんなこと思いつくんだろうー!本気で天才だと思う。

ものすごい才能の結集を見させていただいた!
生の舞台でも見たいー!!見たいー!!
プロフェッショナルってすごい。本気で尊敬する。
素晴らしい世界を見せてくれたことを感謝したいと思います。
公開中なのにレビューも少なく
ドキドキの中、観に行きました。
(お値段高いし。笑)
本日11人。
うち男性が2人か3人。
なるほど…という感じ。

ストーリーはそのまんま
脚色なしの「夏の夜の夢」でした。
台詞(訳)も違わず。

知っている内容なので
もうとにかく演出が気になって。

スタートの白布と木とノコギリが
物語へといざなってくれます。
間違いなく引き込まれる
「しかけ」です。

暗やみに浮かぶ美しい光が。
布の動きによる
たっぷりとしたドレープが。
白布に映し出された花々が。
そして森である竹が。
うっとりとしました。
怪しく妖艶でエロティック。
満足。

職人たちの
シーンの感想は割愛。

キャサリン・ハンター。
素晴らしい舞台女優さんですね。
The Bee、再演しないかなー。