財閥のイカれ息子チョ・テオ(ユ・アイン)のやりたい放題を、熱血ベテラン刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が追い詰める、アクションに振り切ったコメディ。
“韓国の財閥は何やっても揉み消せる”系の話では、最後まで揉み消しちゃうのもあるけれど、本作は「庶民の皆さん、スカッとしちゃってください」という感じ。
車のアクション、ガンガンぶつけるわ人はねるわで、いかにも韓国映画。人対人もスキル高い。最後のテオとドチョルのサシの勝負もすごかった。コメディらしく刃物が少なくてよかった。
ユ・アインさん、初の悪役だそうだけど、こういうのも似合うなぁ。
おなじみの俳優たちがゾロゾロ出てます。『楽園の夜』(2021)のパク・テグ役のオム・テグさんが、ここでもテグという役名で出てました。ここからさらに声がハスキーになっていったのね。
深いものはないけど、たまにはこういうの観たいよね。
(2022年配信8本目)