自分がボリウッドが好きなのは、かっこいいダンスとロマンスが見たいからであってドタバタコメディはそれほど求めていない。したがってアッキー作品はあまり好みではないのだけれど、ディピカ出演なので見ることに。アッキー✕ディピカは「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」以来。
序盤こそドリフ的なコントが続くが、アルジュン・ラムパールが出てきてからはグッと話が引き締まる。アルジュン✕ディピカは「恋する輪廻」では夫婦役であったが今作では兄妹役で怖い兄貴分。家族関係を偽った物語は家柄や民族性などを重視するインドならではなのだろう。そんなドタバタ喜劇も最後にはかなり爽快な感覚でまとまる。あの締めは素晴らしかった。