なぜ9.11は防げなかったのか。93年のビル爆破テロから01年の同時多発テロまでの水面下でのアメリカのテロとの戦いを描く。
これ見ると本当にアメリカの対テロ政策がダメダメだったか分かる。ほとんど相手がやろうとしてることが分かってるのに、色んなしがらみで上がGOを出さなくて、ビンラディンから何から捕まえそこねまくり。よくこんな映画がアメリカ国内で作ることができたと思う。そこがすごい。
FBIの元テロ対策部長が事件直前にセンタービルの警備主任になって、事件で亡くなっていたのが何という運命の皮肉。
実際の登場人物が出てくるドキュメンタリー的な作りの作品としてすごくよくできている。一番のミソはライス国務長官役の人がものすごく本人に似ている点!あれは24に出てた大統領夫人の人?あそこをちゃんと似てる人を押さえたのは大きい。
9.11関連の映画としては「ユナイテッド93」が最も好きだが、これもなかなかの良作。