MASAYA

ラブ・アゲインのMASAYAのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.1
何ですかこれは。めちゃくちゃ面白いじゃないですか。

中年のイケてない旦那が妻にいきなり離婚を切り出されて物語の幕が開ける。
そんな夫がバーで出会った遊び人に手解きを受け、イケ男に!?!?

いや、もうこういう明るくて楽しくて、笑える上にハッピーになれる映画大好きです。
ハートウォーミングなラブコメディでありながら、良くできたプロットの群像劇。しかも笑えるシーンが満載。登場人物ひとりひとりがとてもいい味出してた。

途中どうなっちゃう?のとも思ったけど、2つのストーリーが平行しながら様々な形をした何組かの恋愛が最後に1つに繋がったのは最高に気持ちよかった。

それと典型的かもしれないけど、離れて愛しさに気づく的なのは嫌いじゃないです。元夫と話したいがためにクサい嘘をつくシーン、キュンとしちゃいますね。

あとライアン・ゴズリングはやっぱり素敵。『ドライヴ』みたいに無口で背中で語るみたいな役もいいけど、こういうのお喋りで陽気なのも好き。

個人的にお気に入りの場面はオープニングで夫のイケてなさを伝えるために足元から写していくカメラワークがよかったかなと。今でさえ愛用者は多いものの、当時今ほどは流行っていなかったはずの「ニューバランス」。そんなニューバランスのあまりかっこいいデザインとは言えないスニーカーを明らかに長年それのみを履いてきたであろうことを匂わせるの演出には脱帽。ちなみにニューバランスはmade in USAが一番品質が良いそうです。

それにキャルをオシャレに改造するために入った店が「HUGO BOSS」っていうのもセンスを感じた。しかもジェイコブはフォーマルになりすぎないためにジャケットは着るものの、シャツはノータイのボタン2つ空け。遊び人らしさ×バーのような堅くはないオシャレな場だからこそできるコーディネート。

だからと言ってキャルも負けている訳ではない。年相応の紳士らしさも兼ね備えたジャケットの中に柔らかさを感じさせるニット素材の重ね着。さらにジップつきのニットフリースをセットアップに合わせるのはかなりの上級者技を感じさせた。