2020年 42本目
なんともまぁ優しくて平和な世界。かなり好みの、ある種のオムニバス系恋愛映画だった。ジュリアン・ムーアとスティーブ・カレルのコンビ+エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの『ララランド』コンビがかなりいい味だしてて、演技とは思えないほどとってもリアル。
中盤まではこの映画の本質が全く見えなくて、いろんな男女のぎこちなさと、もどかしさが続いたから、これどんなまとまり方すんのかなってずっと思って。「スティーブ・カレルがかっこいいパパに変身する映画?」みたいな。そしたら突然、それまでの点と点が線になって、普通に笑っちゃった。どこを切り取っても因縁と愛がある男女のペア。とっても楽しそう。みんな幸せで、上質で綺麗な脚本。