ゆう

ワンダーランド駅でのゆうのレビュー・感想・評価

ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)
3.8
映画通の方が大好きと仰っていたので、鑑賞。

看護士のエリンは同棲していた恋人にふられたばかり。配管工のアランは、海洋生物学者を目指して猛勉強の毎日。恋に臆病な二人の唯一の共通項はワンダーランド駅行きの通勤電車。駅で、水族館で、カフェで何度もすれ違うのに、お互い気づかない。出逢えそうで出逢えない二人だったが…。

主人公のエリンを見ていると、ひと昔前の自分を見ているようだった。一言一言がグサグサ刺さる。
どこか厭世的というか、クールな感じの時期は、たしかに私にもあったのだ。
「運命なんて信じない」と言い切り、寄ってくる男たちを試す。自分の理想とする関係なんて、運命なんて、ロマンティストが妄想する非現実…と投げやりになりながらも、本当はそれを信じたいのです。
最初よりも2回目がグッとくる。そして3回目の方がよりグッと…。

頑固さは狭量なる心の表れ。
ーラルフ・ウォルドー・エマソン

二人の出会いと未来に、心が洗われる思いがしました。

ジェイソン・ルイスがちょい役で出演。
大好きな「ビバリーヒルズ青春白書」「セックス・アンド・ザ・シティ」にもイケメンモデル(俳優)役で出演。今回もやっぱりイケメンモデルとして出てて笑った。

あの駅、「フリー・ガイ」でキャプテン・アメリカの盾とハルクの腕が出てくるシーンでも使われていたと教えてもらい、テンション上がる。
私もいつか行きたいなぁ。あの駅。
ゆう

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