「餓えていただろ?」
陰鬱な雰囲気の漂う巨大都市「メトロポリス」
今日もテロリストは悪事を働く為に集結するも皆殺しの目に会う。
政府の命令で動きテロリストを惨殺した彼ら三人こそ
「ジャスティスリーグ」
驚異の力を持った彼等は正義と称して過剰な暴力を厭わず、世間からは嫌われていた。
そんな矢先、世界を変えうるほどの天才科学者が一人、また一人と殺されてゆく。
犯人の手口はジャスティスリーグの誰かの技に似ていて…
これまでもDC コミックスでは正邪逆転世界やパラレルワールドは散々描かれて来ました。
この作品は世界観は変わらず個々人が全く別の人間、人生だったらと言う観点で描かれています。
ダークで血まみれで容赦ない。
スーパーマン
クリプトン星出身の超人的宇宙人。
しかし彼は我々の知る彼ではない、彼の父はジョー・エルでは無いのだ。
理知的な性格の中に支配欲や暴力性も含んだ危うい男。
バットマン
彼は以前はマンバットと呼ばれたモンスターであり、スーパーマンに拾われて、政府に雇われているだけである。
吸血鬼でありヴァンパイアである彼は治安云々より自分を人間に戻したいのである。
元々優秀な科学者であったが、人間に戻る事は現段階では、出来ていない。
勿論ブルース・ウェインではない。
ワンダーウーマン
彼女もアマゾネスではなく、宇宙の実力者ハイファーザーの孫娘であり、悲しい過去のある宇宙人である。
なぜリーグに参加しているのか判然としない。
なんでも切れる刀で、あらゆる物をぶったぎる(人も)物騒なお姉さんである。
レックス・ルーサー
この男だけは何一つ変わらない。
天才科学者にして大富豪、宇宙の真理を求める為なら手段を選ばない強欲な男。
宇宙人大嫌い。
コアなDC マニアの為のダークストーリー。
何も知らない子供が見たら泣いてしまうくらい、三人は人を平気で殺す。
ブレない正義は聞こえは良いが情状酌量の余地が全く無いのは、もはやヒーローとは呼べない。
実際劇中では自己中の三人に政府も苦慮しており、ある事件の発端となってしまうのは、当然の既決だったかも知れない。
DC マニアなら必見。
DC マニアには超傑作。
あと何時も不思議に思うのだが、オマケアニメが幾つか、このシリーズには入っている。
勿論、嬉しいのだが、どういう基準で選んでいるのか、よく分からない。