ブルーアイズホワイトダイスケ

残酷で異常のブルーアイズホワイトダイスケのレビュー・感想・評価

残酷で異常(2014年製作の映画)
3.6
妻を誤って殺してしまった男は、気づくと見覚えのないセラピー会場にいる。しかも殺人鬼しかいないそのセラピーから抜け出せなくなってしまう主人公。ここはどこなのか。なぜ出られないのか。テレビ画面に映る怒り狂うサイキックババア。最後に笑うのは主人公かサイキックババアか。

過去と現在の往復を通して、ポッカリと空いた記憶の穴を埋めていく様はまるで『バタフライエフェクト』のようであった。
謎解き感覚で観れるので、飽きずに観れた。時間も90分でちょうどいいしね。
あと全体を通して、夢を見ているかのような映像が続く。(『ドニーダーコ』や『イレイザーヘッド』みたいな)
特にセラピールームにあるTVがシュールでフェチズムをくすぐられる。
でもセラピーの目的も最後には明らかになるし、カオスな割にしっくりとくる終わり方だった。
低予算なりによく作られてるぜ。


まぁ個人的に終わり方は若干ドヤっててウザさ感じる。
ぜひ最後のドヤ顔を体感して欲しい。笑