ぽち

ラスト・ガン 地獄への銃弾のぽちのレビュー・感想・評価

3.0
マフィアに憧れるチンピラを描いていて、日本で言えばヤクザ映画と言う内容。

主演のベンがちょっとカッコよすぎで、もっとヘタレなキャスティングの方が味があったかな。

逆に友人ジョージのキャラがトラブルメーカーで危ない奴だが魅力的。
ニックとの関係が務所友より幼馴染とかにしたほうが絆が強くなり、もっと無茶な事をしても喧嘩別れせずに、ラストまで活躍できたのに残念。
演じたラッパーのスレインも実際に超底辺生活や薬物過剰摂取で死にかけたりしたことがあるそうで、リアリティがあった。

ハーヴェイ・カイテル、トビー・ジョーンズは貫禄の演技で見所だが、全体的には定番のクライム物で主人公に今ひとつ魅力が無いので盛り上がらない作品。

余談。
ヒロインを演じたレイトン・ミースター。生立ちが今作以上にノワールで笑える。

「一家は両親、伯母、祖父など家族ぐるみで麻薬密輸に関わっていたが、摘発され密輸に関わったメンバー全員が逮捕された。叔母は刑務所を脱走して連邦指名手配のリストに入った。母親は逮捕時にレイトンを妊娠しており、刑務所で受刑中に出産した。母親が出所するまで祖母の手で育てられたが、生活を支えるため10歳からモデルとして働かされた」

う~ん、これ映画化したほうが売れそうだ。
ぽち

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