ぶちょおファンク

ダウンサイズのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ダウンサイズ(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2.5 終盤★2

SF、ブラックコメディー、ヒューマンドラマ…と言った趣き。

良い点
◯タイトル“downsizing”の表示の仕方。
◯小型化された街やセットのミニチュア感な見せ方やつくりが面白い。
◯C.ヴァルツとU.キアーの曲者いぶし銀俳優の出演。

気になる点
●説明過多と説明不足のバランスが悪くとても面白い世界観の設定なのにすんなり物語へと入っていけない。
●小型化したのに“近隣の騒音問題”?!
通常ではコスト等の問題で防音設備は難しくても小型化することでより少ない資材で建設でき、住みやすい環境を提供できる世界なのでは…?
こんなどこにでもある問題が起こるようでは小型化と通常の隔たりはなく意味がない…。

☆総評
A.ペイン監督・脚本なんで期待しましたが、古くからSFにあるヒトの小型化、“小さな世界”を舞台にした大人のお伽話なのに“世界観は大きく”とっ散らかってしまった印象。
もう少しシンプルに、そしてテンポよく物語を紡いで作品の“粗”を感じさせないようにしてくれないと…。

でも小さくなったポールが“ささやかなしあわせ”を見つけた姿は微笑ましくはあったし好きな世界観なんで、“良作”クラスの★2.5評価!


2021年278本目(+短編15本)