「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民～」とは機動戦士ガンダムの冒頭での台詞だが、こちらは人口問題を解決するために小っちゃくなっちゃいました。そんなドラえもんのような話で、ミニマムサイズの家や車などはシルバニアファミリーの世界のよう。設定や世界観はかなり細かくてリアルで、未来には起きてもおかしくない話かもしれない。ダウンサイズして新しい幸せな人生を送ろうというわけだが、この新しい人生という所に深く考えさせられる映画となっている。人生とは不思議なもの。主人公はダウンサイズして新しい人生が待っていた。本人が思った以上の別の世界。しかしダウンサイズはきっかけにすぎない。なるほどなと思わせられる作品だ。主人公と出会い、物語のキーパーソンとなる女性をタイ人のホン・チャウという人が演じている。まだ映画2作目の新星な彼女。アジアの凄い女優が現れたなと驚いてしまった。おそらく今後も大作に引っ張りだこになるであろう女優さん。彼女にも注目して観てみて下さい。
