B級コメディ映画と思いきや、意外にメッセージ性のある作品でした。
人間をミニチュア級に縮める技術ができた世界。
ネブラスカ州オハマで過ごすポールとオードリー夫妻。彼らは満足いく生活が出来ずに悶々とした日々を過ごしていた。
高校の同窓会に出席するとそこにはダウンサイジングされた同級生の姿が。
その世界がいかに素晴らしいか、力説されるポールはすっかり魅了され渋る妻を説得しダウンサイズを決意するが…。
前半、なんでこんなに評価低い?と思えるくらいの期待感があり、私この作品好きかも、と思いながらの鑑賞でしたが…
後半はダウンサイズの世界オンリーになって、通常の世界との対比がなかった分ダウンサイズというウリが映像では得られなかったのが残念なところ。
言ってることは大事なことだと思うけど、上手く噛み合ってないというかなんともすっきりしない作品ではありました。
人生が上手く行っていな時ほどおいしい話に飛びつきたくなるものですが、根本的には周りの環境ではなく自分を見直す事が大事なんだなぁと再認識。
クリストフ・ヴァルツは上手いです、やっぱり。