さすらいの旅人

ダウンサイズのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

ダウンサイズ(2017年製作の映画)
3.0
人類縮小計画映画。WOWOW録画。
人口・食料問題解決のため人間を小型化するが、幸せな生活は約束されるのか…。
人間の縮小については古くは「ミクロの決死圏」「インナースペース」等の傑作SF映画があるが、本作はSF+ラブロマンス映画だった。
前半は人間をどの様に縮小するかの過程が、詳細に描写されており、大変面白かった。ところが後半になるとベトナムの反政府運動の女性との人道的交流とロマンスに視点が移る。そして終末思想団体もからみ映画は意外な方向へ。
この映画でもう少し見せてほしい場面として、リアル感を出すために縮小化過程での悲惨な事故や昆虫等の生物の来襲などのシーン。
監督の狙いもあるだろうが、もう少し映画的アクセントを入れた方が観客は喜ぶと思う。
それにしてもマット・デイモンは絵になる俳優である。