基本的に邦題は無視することにしてるので、サンドラ・ブロックと『スモーキングハイ』のデヴィッド・G・グリーン監督と来れば迷わずチェック♪
実際のボリビア大統領選挙を描いたドキュメンタリーが元ネタみたいで『スーパーチューズデー』のジョージ・クルーニーが製作ってのも後で知って納得
ネガティブキャンペーン
言わば、敵の弱点を徹底的に攻める蹴落とし合戦が展開される大統領選の舞台裏で、プロとしてのスイッチが入ったサンドラ・ブロックの饒舌な説得力には、怖いくらいのかなりのリアリティがあった！
勝つか負けるかの「勝負の世界」
その向こうに更に続く政治
つまり
生きるか死ぬかの「国民の世界」
選挙が終わればお役御免な「捨て駒」の主人公の中に、人間性を映し出すというのは至極まっとうな展開ではあるんですけど、「目前に迫った国家の危機」に対する主人公の終盤の行いの中に、「アメリカの危機」そのものを投影させてるメッセージ性というのが、ラリパ映画から脱皮した最近のデヴィッド・G・グリーン監督らしくていいですな〜
ま、ちょいとマジメな社会派映画なんですけど、なんせサンドラねえさんなんで、重くないんですよ♪
何気にゾーイ・カザンも出てたりして、個人的にサンドラねえさんとゾーイちゃんの共演ってのがお得な感じだったかな
イメージは重要
でも
操作されたイメージに流されるのは怖いことやな〜と、一有権者として痛感・・・
旬なネタだけに、興味深く鑑賞できた♪
