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キャノンフィルムズ爆走風雲録のhi1oakiのレビュー・感想・評価

3.7
“3000万ドルの映画を撮りたい?”と聞かれ、“使いきれないよ、でも30本の映画なら作れる。”と言い放ち、実際メジャーが作るのに10年かかる本数を1年で作っていたキャノン・フィルムズ。
イスラエルからアメリカに渡ってきたゴー・ゴー・ボーイズことメナヘムとヨーラムのブロマンスとも言える中低予算映画制作史。そしてブロマンスに第三者が入り込むと破綻するのもまたよくある話。このドキュメンタリーのラストシーンで泣けちゃうような奴らがオレは大好きだ!
ちなみに長らく「スパイダーマン」が映画化されなかったのは、メナハムが映画化権を保有していたから。
ヴァン・ダムの売り込みエピソードとか最高。それを楽しそうに語るヴァン・ダムもまた最高。
イーライ・ロスは“キャノン社の映画はゴミじゃない! だってタランティーノが自宅にオリジナルフィルムを持ってるんだぜ!”となんの弁護にもならない事をキラキラした目で話す。
ちなみに自分がスタローン主演作で一番好きなのはキャノン・フィルムズ制作の「コブラ」です!
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