若大将オーウェン

ソーセージ・パーティーの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)
3.0
スーパーの食料品が、神様(人間)に選ばれ、天国(スーパーの外)に行くことを望んでいる。しかし外界から戻ってきた(返品された)マスタードが天国ではなく地獄だと叫び、スーパーがパニックになるという作品。
かなり下品で、めちゃくちゃなのだが、テーマやメッセージはリベラルでとても真っ当。長期保存食品はアメリカ建国の象徴があてがわれている(ネイティブアメリカンやハミルトン?)ことからも分かるように、主に宗教観を軸に、違いを認めて、手を取り合おうという今のアメリカ映画になっている。もちろん飽食の問題も内包してます。
そこは素晴らしいと思うが、やや描きたいテーマが先行しすぎで、シーンはぶつ切りでエモーションに欠ける。外界でどうせ食われるのは分かり切ってるのだから、そこは割り切ってもよかったのでは。
笑ったのも戦争映画のパロディなどで、文化の違いからかギャグであまり笑うことはなかったです。
アニメーションもピクサーの影響が強すぎるというか(特にトイストーリー)
まぁ最後のぶっとび具合は爆笑しました。子供は絶対見れませんけど笑
ちなみに吹き替えの方が原語版を忠実に下品に再現していました笑