ブルーに生まれついての作品情報・感想・評価

「ブルーに生まれついて」に投稿された感想・評価

ラッパを吹くこと以外、だめだめなダメ男を演じるイーサン・ホークは最高!
弱い男、、だからこそチェット・ベイカーの演奏・歌は魅力的だったのだろう
U

Uの感想・評価

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2019.1.18 DVD #13
RyotaI

RyotaIの感想・評価

4.3
ジャンキーの伝説的トランペッターチェット・ベッカーは、ある映画の撮影でジェーンという女優に出会い、恋に落ちる。だが、滞納したコカイン代を払わなかったため、トランペッターの命である前歯を折られ、上顎は砕かれる。どん底に落とされたチェット・ベッカーであったが、ジェーンの愛情によって、徐々に回復してゆく。

3日前に観た作品で、静かで綺麗な作品だなぁと思ったが、心に刺さる作品を観た後の沸々とした興奮はない。でもあのラストシーンはものすごく心に残っている。また観ると思う。

チェット・ベッカーが美化されすぎているとジャズファンは怒っているようだが、映画だから良いやんと思ってしまう。ジェーンも架空の人物らしいし。
なかなかの名作なのではないかと思います。
Chet Bakerのことは名前しか知らない状態で観ましたが、充分に楽しめました。(家にレコードあるかと思って探したけどなかった。)

作品としては、どん底の時代のチェットにフォーカスしたことも、架空の人物ジェーンを登場させたことも、 作品を1時間半程度に収めたことも、正解だったのではないでしょうか。

「音楽しかない」状態のチェットにはある種の美しさを感じました。全然羨ましくはないけど。
映像は古いレコードジャケットのような、薄いトーンです。海辺のワーゲンバスも綺麗でした。

終わり方もいいし、Ethan Hawke版『ラ・ラ・ランド』と言ってもいいかも。こちらの方が好きです。
人生だ。この映画って人生のすべてかもしれない。

この映画のジェーンは本当に素敵な女性だと思う。あたしもこうでありたい。付き合っていても、結婚していても、夢を追う二人でいると決めたなら、お互いの世話になろうと思っちゃいけない。自分のために、自分のことは自分でやらなくちゃいけない。結婚は特に、1人でも生きていけるけど、あえて一緒にいたいと思う2人がするものだと思うから。ny行きを断るジェーンはパートナーとしてあるべき姿だったと思う。

トランペット奏者として評価されるたびに、ますます重みを増すプレッシャーと人々の期待を押し退けるような演奏は、ドラックなしでは成立しない??ケガのせいでうまく楽器を操れず、自分はダメかもしれないと思えば思うほど孤独になる心は、やっぱりドラックにしか埋められないのだろうか?

きっと誰でも、人生で成功したい。みんなの憧れに自分がなって、すごいと称えられ、多くの人が自分を認めてくれる。自分のやりたいことで、お金を稼げる。そうなるための葛藤と孤独は生涯付きまとうのかもしれない。
ブルースやファンク、ソウル、R&B、ヒップホップなどは黒人が開発したもので、その特徴はグルーヴに重きを置いた形態であり、ジャズにおいても同じ。
上記ジャンルの中でも白人が奏でて人気を博したバンドも多いが、その場合はその歪んだ漆黒のニュアンスよりも綺麗で整合性がありメロディアスという特徴が指摘できると思う。
ジャズの世界において、その歴史上、それまでの大衆向けで分かりやすい音楽ではなく、理論や進化を重きにおいたビッバップというシーンにて活躍した白人は少なく、マイルスを頂点とした中で特に有名なのがビルエヴァンスとチャットベイカーだと認識する。
この映画で語られているのは、どうもそういう白人視点のニュアンスで「黒人至上主義のジャズ界でも白人の天才がいたのを知ってもらおう」みたいな風にしか感じられないばかりか、音楽の素晴らしさや苦悩、または幼少期や中年期の事は語られず、ただただドラッグにハマって結局抜けれなかった、というだけのつまらない映画になったと思います。
DVDの売り文句であったイーサンホークの演技が素晴らしいとかも特になし。
HataMizuki

HataMizukiの感想・評価

3.8
多分すごい自分の事好きなんだろうな、
タイトルがめっちゃいいと思います
kere

kereの感想・評価

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私たちは迂闊にも「物語」を摂取しすぎて、恐怖や欲望に愛や勇気で打ち克つのは簡単で順当なことだと思い込んでいるけれど、人間の抱える恐怖と欲望のほとんどは強大すぎて歯が立たないものだ そして恐怖や欲望に負けてもなお人生は続いていく 乗り越えられなかった「その後」をどう受け止めるべきか、エンドロールを眺めながら考えた
り

りの感想・評価

3.3
随所前妻との記憶なのかジェーンとのものなのか曖昧で、彼自身そうだったのかなと。そばにいてくれる女性がいれば誰でも構わないような人かと思ってしまった。女性達はそうわかってはいても彼と関わると離れられなくなったんだろうか。
結局他人を大切にできない自分だけが大事な人。ジェーンよりも自分がいい演奏をすることを選んだし。
見終えた後のなんともやるせない気持ち…まさにブルー。
最後に女性が去った意味を一発で理解できていたら、+0.5ptやった。何となく観てしもた。
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