映画の舞台はノアールムーティエ島。
冬に咲くミモザの花から『ミモザの島』とも呼ばれる。
フランス西部,パリから400キロ。
ロアール河口に近い大西洋岸の島。
1971年本土との間に橋がかかった。
本土と島をつなぐ全長4.5キロメートルの砂州・海の中道、パサージュ・デュ・ゴワが有名。
パサージュ・デュ・ゴワが本作のミステリーのカギ。
アントワーヌとアガットの兄妹はパリ在住。
アントワーヌが10歳のとき、母クラリスはノアールムーティエ島で謎の事故死。
30年経ち、アントワーヌはずっと疑問に思っていた母の死の真相解明に乗り出す。
で、上で述べたような島の状況を頭に入れて見るといいのではないかと思う。
題材が「母の死の真相究明」なのでストーリーにふれることはできない。
ひとことで言うと「生存者がいる間は明らかにできない秘密」の話です。
これだけでも、鋭い人ならかなり推察できてしまうかもしれない(笑)
現代的なテーマもからめられていていかにもフランス映画という感じでした。