nori007

アウターマンのnori007のレビュー・感想・評価

アウターマン(2015年製作の映画)
3.3
改めて見ると、俳優陣が豪華で特撮出身者で構成されている。
シンウルトラマンでも使われた、チョップで痛がる描写がここでも再現されてたのかと今更ながら思った。

アウターマンを倒す方法は、アウターマンに何の愛着もない三人の俳優というのがね。
まあ実際そうゆう俳優さんは多いよな。
ただ塩谷瞬さん古原靖久さんはガチでヒーローを好きていてくれているのでそこら辺はお間違いなく。

もちろん河崎実監督も特撮大好きなのに、なんでこうも特撮を否定するような作りなんだろう。

ただ本当はみんな特撮が好きなのはわかるので、まあいいのかもしれない。
それとこんなに特撮俳優が集まるのもそうそうないのでその点ではいい映画である。
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2021/09/27 23:40
3.3
初代ウルトラマンの洗礼を受け、あまりの衝撃に人生を支配されてる人。そうしたあまりにもアツい愛は自分でも巨大ヒーローを作りたいと強く思うもんである。
河崎実監督もその人なのだ。そしてヒーロー番組出演者もその大きすぎるインパクトに一生そのヒーローからは逃げられない。もちろんヒーローになりたくて俳優を目指す人もいるんだが、中には単なる役だからやってる人もいる。

今回の河崎実監督は電エースのようなコメディではなく、そうしたヒーローモノの闇の部分を描くというか、これやっちゃっていいんだろうか?をバンバン表現する。
以下ネタバレになるので下方に書く。


















ヒーローモノが俳優としてのステップとなる登竜門となっているが、実際は売れない人のほうが多いい。仕方がなくヒーローにあやかった商売をして生きてる人のほうが多いいのだ。
でもファンとしてはそれでも嬉しい。ただそれを批判的に描いてしまうのはどうなんだろうか。まあ演じているのも元ヒーローの人たちなので納得済みではあるんだろうが。

そして実はアウターマンこそが侵略者だったという発想。これも特撮ファンからしたらこれ以上ショックなことはないよな。

最後はメトロン星人回のようにナレーションで終わるが、50年間栄えたヒーローはいないというのも間違ってるし。

まあ面白いが、すべてを否定されたようなすごい複雑な気分になる映画だ。

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2018/06/10 21:54
3.5
2017/11/24
★★★3.5

これはすべての特撮ヒーローのメタファーである。なので特撮番組に出演していた俳優などの裏事情を本音でバンバン言っちゃってる。まあ少々悪意ある言い方で誇張しているとは思うが、まあたしかにその通りではある。

ちなみに、監督はアカデミー賞からもっとも遠い位置にいる河崎実監督。
そして題材としてはアカデミー作品賞を獲った「バードマン」風でもあるw

内容も特撮ヒーローの概念を根底からひっくり返す事をしており、これはすべての特撮物を総括したすげえ名作なのでは?と思ったら意外とアホっぽく終わった。さすが河崎実監督w

敵となるシルビー星人は、明らかにバルタン星人を意識した存在。そういえば名前もシルビー・バルタンから拝借してるしwww
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