アリスinムビチケ図鑑

あなたの旅立ち、綴りますのアリスinムビチケ図鑑のレビュー・感想・評価

あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)
5.0
チケットの絵柄に惹かれて観に行ったのがきっかけで、マイベスト映画に出会えました。
そんな素敵な映画を少しだけご紹介させて頂きます♪


シャーリー・マクレーン演じる主人公のハリエットは、何でも自分でしないと気が済まない、全て完璧にこなしてしまう老婦人。

ある日新聞に載っていた訃報記事を見て自分の訃報記事も生前に書いて讃えて欲しいと思い、
新人記者のアン(アマンダ・セイフライド)に依頼をします。

我儘で頑固な物言いのハリエットの依頼に最初はあまり乗り気ではなかったアンでしたが、
共に過ごし行動をして行く内に次第にハリエットの生き方、考え方に共感を覚えて行くのでした。


ハリエットがアンに出した訃報記事に必要な要素は4つ!

1 家族や友人に愛される

2 同僚から尊敬される

3 誰かの人生に影響を与える

4 人々の記憶に残る

これを満たす記事を書くべく、
家族や知人にハリエットの印象や過去の行動を取材するアンでしたが、
誰からも全く良い言葉を得る事ができず、思う様な訃報が書けない現実に頭を抱えてしまいます。

それを知ったハリエットは、理想の訃報の4つの条件に合った自分を目指して行動に出ます。

コミュニティセンターに行き、そこで出会った9歳の女の子ブレンダに
条件3 の"誰かの人生に影響を与える"
を満たす為、人生の先生の様に振る舞い共に行動をします。

大好きなレコード持参で、昔からしてみたかったラジオのDJをしてみたり
(4.人々の記憶に残る)

疎遠だった娘との関係や、別れた旦那との最悪だった関係を修復したり
(1.家族や友人に愛される)

次々と理想の訃報の条件をこなして行きます。

条件を満たすべくしてスタートをした旅でしたが、
自由に思いの丈をぶつけ心から楽しんでいるハリエットに、本当の友人か家族といる様な感情で、慕い、心を開き、感銘を覚えるアンでした…


最初は強烈なキャラのハリエットに驚かされるばかりでしたが、
観て行く内に、アンと同じ気持ちになって、
ハリエットに魅せられ、感動したり、一緒に笑ったり、
気がついたら物凄く感情移入していて号泣している自分がいました。

また、劇中にいくつもの素敵な言葉が散りばめられていて、
全て拾って宝箱に入れたいくらいキラキラと輝いていたので、
心に残った名言を1つご紹介させて貰います。

"良い一日を過ごすのではなく、
本物の一日を
意味のある一日を過ごして。"


本当にやりたい事、意味のある事を精一杯する1日の積み重ねが、きっと素敵な人生に繋がって行くんだと思います。


"思いきり失敗しなさい。
失敗してこそ学べる。

それこそが人生。"

最後にハリエットの素敵で勇気の出る言葉で締めさせてもらいました。

もう一度観て、全ての名言を噛み締めながら
人生の教科書にして行けたら素敵だな♪と思っています。