部屋と世界。
母と息子の新しい門出を心から応援したくなる。
ジャックが初めて部屋から出て世界を見るシーンは、全身がブワッと震える。
実際に閉じ込められたわけでもないのにリアルに感じることができたのは、子役のジェイコブくんの演技が素晴らしかったからだと思う。
犯罪の被害者はいつまでたっても苦しみ続けるのかもしれない。部屋から出た後も葛藤するジェイの姿は胸が痛んだし、ジェイの父親がジャックを認めることができないのも致し方ないのだと感じた。
難しいテーマだけど、ラストは一筋の光が見えた気がして救われた。
子供は偉大。