もやし

ルームのもやしのレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
5.0
やっと見れた。
ずっと気になってたくせにTSUTAYA限定レンタルだったというただそれだけの理由で先延ばししていたというアホっぷり笑


なんか、何がどうってのは上手く言えないんだけど、泣けて仕方なかったなー
会話の一つ一つが心に入り込んできて仕方ない。
感動話ってのとも違うし悲観的な話ってのとも違う空気感だったような。
最初ボーッと見てると事の重大さにちゃんと気付けなくて、会話とか展開とかでああ、そうだよな、こういうことってことはそうだよなと何度も考え直してしまった。どんだけ鈍感笑
たぶん起きてる事態があまりにも異常すぎて想像力の範囲外にあったんだとは思うんだけど。
いつも思うけど子供の真っ直ぐさはすごいね。それに救われることもあるけど、あまりに真っ直ぐすぎて直視したくなるときもあるっていうね…
母親が、救出されてしばらくして、「今幸せなはずなのに…」っていうシーンがあるけど、ね、そうだよなあってなる。
あのインタビュー内容のてめえふざけんな感がすごい。一応全部真っ当なことを聞いてるんだけど、全部何聞いてんのお前ってなる。

母親も子供も、この出来事を一生反芻してしかもたぶん何かがある度にものすごく強大な絶望として立ちはだかるであろうことを想像するともうね…
自分の人生って何なんだろうって事あるごとに思うよねたぶん。
そんな滅茶苦茶な状況においても、二人はずっと支え合うだろうし、お互いがお互いの救いになることがあるんだろうなってのもまた複雑。
親子愛って言葉だけでは括れないけど、でもやっぱりそういうのを感じずにはいられない映画と思う。
少し自分の親との関係とかも思い返しちゃう感じがあった。
こういうのを見ないと思い返しもしないってのが情けないけど。
もやし

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