ゆず

ガールズ&パンツァー 劇場版のゆずのレビュー・感想・評価

4.5
(2回目を4DXで観て★4.2から上方修正&追記しました)

はじめて戦車道に触れ、感銘を受けました。ガルパンってこんな面白いアニメだったんだ。
キビキビ動く戦車による攻防と、大勢の個性的キャラによるアンサンブルが魅力。紅茶飲んでたり、なりきりが痛かったり、キャラクターはあくまでアニメ的でそれ自体ギャグでもある。個性的というか個性を取ったら何も残らないようなそんなキャラたちなのでやっぱりアニメはアニメなのだけど。そんな普通に考えて変人な彼女たちも学校への愛着があって、それが奪われるエピソードは誰でも共感できる寂しさ・不安、青春の儚さがある。その中で正す者(おかっぱ三姉妹)と正される者の立場が逆転したりとか、戦闘以外のパートもなんだか面白い。
個人的には主役のみぽりんの隊長ぶりが好き。冷静沈着、的確に指示を出しつつも、雰囲気はおっとりしており、パンツァー、フォ〜とかもうね、かわいすぎる。ギャップ萌え。彼女は最初からこうだったのか?どうやってこの域に達したのか?最初から見たい!ああ!みぽりんが見たいよ!
シリーズを未見でも観れちゃう劇場版だし、観たらシリーズを絶対見たくなる、ガルパンの宣伝としても最高の劇場版だったのでは?ガルパンはいいぞ

(以下、3/4に4DX鑑賞しての追記)
初見はシリーズ未経験だったので、実は半分も理解できていなかったかも。劇場版の新キャラが誰かも分かってなかったし。今回TVシリーズ、アンツィオOVAを経て改めて劇場版を観たら楽しさが1万倍だった。言ってることが理解る!ストーリー展開が理解る!初見でも楽しめる作品だけどやっぱり知ってた方が1億倍楽しめる!
そして今回は4DX!戦車のエンジンの振動、砲撃音と着弾の衝撃、ボコられグマのボコを疑似体験などなど、まさに生の戦場(もとい戦車道の試合)を体験できた。4DXはいいぞ。
個人的にはあの撤退シーンでの天井からの小雨エフェクトが印象に残ってる。カチューシャの気持ちを代弁するかのようなけっこう長い小雨に観客の気持ちも滅入ってくる。でもよく考えたらカチューシャ戦車の中で雨には濡れねんだな…。
2回見て、全カット楽しい内容が詰め込まれている作品だということがわかった。これは回数重ねるごとに楽しくなっていくタイプ。継続無双や突貫少女たちの愚直さが面白かった。さて、3回目はどんな面白さを発見できるだろうか?
ゆず

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