このレビューはネタバレを含みます
映像的にはテレビシリーズを引き継ぎつつさらに洗練されたカメラワークがとても云々…ってことよりとにかく、
車両、砲撃、そしてキャラクターへの愛。
声優とスタッフとファンの作品への愛。
映画はみんなの映画だって再確認した。
テレビ本編同様、メインとして大洗というパースを切り取った本作であるが、皆には皆のドラマがあるのである。
各校ごとのドラマが並行しては絡み合い連鎖していく。テレビ本編やドラマCDで積み重ねられたキャラクターや世界観の多様でふくよかな広がりが、ついに結実しガルパンの真の魅力をここに提示した。
その文脈に愛と感動以外のもはや何も覚えない。
個人的には
ノンナ…泣
そしてダー様…号泣
泣ける。作中では察する程度の描写しかないけど、ダー様の活躍が半端じゃない。
秋山殿がワンコでめちゃくちゃ可愛い。
配給兵食調理時の迷彩エプロンとか、シュトルムティーガーの写真提示時とか、やっぱポテンシャル高いわ。
エリカは本当に思春期すぎておじさん涙。
お姉ちゃん妹はもう大丈夫だからもう少しエリカにデレてあげてくれ。
会長はようやくカリスマ性と女子高生の間に落ち着いてきて安心。
ナオミ砲手なのにあらゆるもの運転できすぎ、イケメンすぎ。
ダー様あいかわらず安定の作中トップ、ネタ提供活動ありがとうございます。
しつつもこんなにご活躍なさって、MVPどころではないよもう。
カチューシャ×ダー様
の紅茶フレンズ絡みがけっこうあって美味しい。
要所で副隊長、隊長格の好敵手コンビネーションが泣ける。
だけでなく隊員も。
この作品にはモブなどいないのである。
理屈っぽい感想などなく、もう何か書けと言われたらキャラクターへの愛を個別に書くしか無くなるので割愛。
やっぱ冒頭のエキシビションマッチのクオリティやばないすか。
映画の本筋も面白いけど、冒頭20分強の痺れと余韻がエンディング後まで残ってる。
ぱねー。
エンディングのアンツィオ可愛すぎ。