薬物依存症の主人公が怪我した野良猫のボブを助けたことで、どん底から人生をやり直す活力を得る実話。
元薬物中毒者の路上ミュージシャンが猫を肩に乗せたり、抱きながら演奏したりするだけで温もりに溢れるので猫の力は大きい。
救ったはずの猫だが、そばにいて寄り添うことで主人公が救われる。
しかし、猫と生活したことがないので猫の表情や仕草がわからなく、猫シーンの理解ができなく冗長に感じることも。
猫の好き嫌いや猫と暮らした有無で、映画の共感が変わるので評価も違ってくると思う。
麻薬が常に社会問題のロンドンには呆れるばかりだが、「更生」については日本と比べられない位のシステムと理解があるのでは。
猫に限らず善意がある寄り添いは重要で、更生のチャンスのあり方について考える転機に。