ホームレスのストリートミュージシャンが一匹の野良猫との出会いによって再生していく姿を描いたアニマルヒューマンドラマ。
実話をもとにした作品で、実際のボブ（ネコ）がボブ役を演じています。
ルーク・トレッダウェイ主演、ルタ・ゲドミンタスとジョアンヌ・フロガットがヒロインを演じる。
ロンドンでギターを片手にストリートミュージシャンをしているジェームズ（ルーク・トレッダウェイ）は、薬物に依存しながらホームレスの生活を送っていた。
そんな彼に、厚生福祉プログラム担当員の女性（ルタ・ゲドミンタス）が、住む場所を工面してくれる。
ある日、ケガしていた一匹の茶虎の迷い猫と出あう。
近所に住む動物愛護活動をしている女性（ジョアンヌ・フロガット）の紹介で動物福祉病院に連れて行き、持ち金をはたいて薬を購入する。
ボブと名付けて一緒にストリートで歌うようになり、世間からも注目を集めるようになるが……
ボブのつぶらな瞳が可愛いです。
素人とは思えない野良猫のボブの演技が素晴らしいです。
実話ベースの作品で、ロンドンが抱える路上生活者やドラッグなどの社会問題も描いています。
またロンドンのあちこちでロケを行っており、ロンドンの美しい場所もそうでない場所も映しており、リアリティに溢れています。
メインキャストは全員がイングランド出身という拘りようです。
原作者であるジェームズ自身も本作でカメオ出演しているそうですが、どの場面か分からなかったのが残念。
キャサリン妃も大絶賛だったそうですが、ボブの可愛らしさだけでなく、きっとロンドンの現状を描いていたことも理由だったのではないでしょうか。
「誰にでもセカンドチャンスは訪れる」
2022.2 NHK BSP で鑑賞（字幕）
2017.10 初鑑賞
