DK

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのDKのレビュー・感想・評価

4.0
ボブと名付けられた猫が1人の薬物中毒の若者を救うおはなし。

日本ではあまり目にはつかないけど薬物の魔力で人生を文字通り狂わされたり、なくしたりする。自業自得というのは簡単だけど、こういう人たちは一定数いるのだ。

弱いのだけど、純粋で優しい主人公。ソーシャルワーカーの助けで徐々に薬物を断ち真人間に戻るその姿のよこには、ボブがいて、最後にはその経験を本に書いて平和に暮らすようになるといういい話だった。

時々ボブの目線で世界を見ることになるのだがこれがなかなかいい効果。
最低な人生に舞い降りた1匹の奇跡、なんか多忙な年末に優しさがチャージされた気がします。
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