GUMI

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのGUMIのレビュー・感想・評価

3.6
守るものが出来たから頑張れる
誰だってマトモになれる


ドラッグ中毒から更生中の青年は親にも見放され路上暮らし。生活費は弾き語りで稼いだ小銭だけ。
そんな中、ソーシャルワーカーの計らいで質素ながらアパートで暮らせることに。ある日、食べ物を求めて台所へ迷い込んだ猫·ボブとの共同生活が始まる。


ボブご本人(猫)がボブを演じたということで、なんて芸達者な猫なの〜!
個人的なイメージですけど、茶トラは賢い子が多い。ボブも例に漏れず。賢いどころか一歩先を呼んでるかのような悟り猫。
そもそも美猫な彼だからいちいち可愛くて悶絶するのだけど、随所の猫目線POVのカメラワークがさらに愛らしい…ハイタッチいいなあ。

正直、見た限りでは主人公のジェームズは何か特別な才能を持った人じゃない。でもだからと言ってマトモな人以下というわけではなく、やればできる人。
ボブとの生活が始まってからはジェームズの本能に従った行動でなく、ボブ優先に変わった。 彼の人生の分岐器の役割を担ってくれたボブがいたから早期に変われた。

セカンドチャンスは誰にでもある…それに気付けてるかどうか、なのね。
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