かずき

ボブという名の猫 幸せのハイタッチのかずきのレビュー・感想・評価

4.0
ボブがただただかわいい。
ボブとの関わり、ボブを通してのいろんな人との関わりの中で主人公が多くの事を学んでいく。孤独を感じながら生きてきた主人公にとって、誰かを必要にすること、誰かに必要とされることを教えてくれたのは人間ではなくて猫のボブだった。
ボブと一緒にいることでいろんな人が主人公に優しくしてくれる。それまでは冷たかった社会が猫といるだけで温かいものに変わっていく。なんとも調子の良い世の中だなと感じた。主人公だけの時は中傷したり、暴力を振るってたりしたのに、猫一匹連れるだけでこうも変わるか。でもボブだけの魅力だけじゃなく、ボブと出会って前向きになった主人公の魅力にも周囲の人が気付いたんよね。
たまにボブ視点での映像になるのがおもしろいです。
ボブが出てくる度に「きゃーきゃー」はしゃぎながら観れるやつ。人は変われるし、周りの人も変えていける。ただ、変わらないものも確かにある。「猫はかわいい」ということである。
実家帰って猫に顔うずめたい。においかぎたい。体から出てる粒子吸いたい。
かずき

かずき