タイトルとジャケット写真で青年と茶トラ猫の仄々とした愛情物語と思っての鑑賞でした。
開始早々の“実話を基にした作品”表示で予想と異なる事を知りました。茶トラ君が喋って青年と会話をすると思っていたが実話となるとそんな事は有り得ない・・・(笑)。
両親の離婚で家族からも見放されている貧しさと薬物依存症で苦しんでいるストリート・ミュージシャンの青年の基にある日野良猫と思われる茶トラ猫が迷い込む。何故かネコちゃんは青年に懐いて彼の元を離れない。
青年はボブと名付けた猫を伴って路上ライブを開いて行くがその姿が世間の注目を浴び人気者になっていく。しかし、薬物中毒の難しさやトラブルによりライブを禁じられたり困難が繰り返されるが・・・・
彼の肩に乗ったり傍にじっと佇むボブの姿が愛らしくて堪りません。
そんな映像と共に薬物依存からの脱却を目指した青年の姿を描いたドラマで予想と違った印象を受けた作品でした。
