根岸

ボブという名の猫 幸せのハイタッチの根岸のレビュー・感想・評価

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出版や映画化にぴったりなテーマ。映画としては平凡かなと思うけど、文字通り猫に人生を救われた人の話と思うとすごい。人生をを踏み外してしまった上に薬物の問題を抱えてる人間を助け出すことはプロの人間にだって容易ではないけれど、猫がそれをやったところがこの話が世界中に広まった理由だろう。でも動物と暮らして深い結びつきを持ったことがある人ならきっとそれも理解できるんじゃないかと思う。動物は責めたり期待したり失望したりしない。ただそこにいるだけ。どんな時もボブがそこにいてくれることがジェームズにとってどれほどの支えになったかが想像がつく。そんなことは人間には成し得ないことだから。圧巻は劇中の本猫、ボブ。とても自然に振舞ってるシーンが多くてその姿がいちばんの見所。
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