まりん

アメイジング・ジャーニー 神の小屋よりのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

神はいつも私たちの側に居る。そう言うお話です。
とても厳しくも有り、優しくもある。
私達とは物の見方が違う。それを理解するのは、受け入れるのは難しい。
誰かを赦す事・・とてもとてもとても恨んでいる相手を、許す事。
その難しさ。
でも、許すのは、相手の為ではなく、自分自身のため。自分の大切な相手に向き合うため。
それが、とてもよく伝わるお話。
伝わった多としても実行するには、凄く勇気が必要です。
私は自信が無い。
幾つも姿を持つ神は、敢えて白人の姿をしていません。一つの宗教に留まらない神なのでしょう。
前半は突然の事件にサスペンスのように進むのかと思わせます。少女が愛らしく、魅力的だったからこそ、突然の出来事は衝撃的でした。
だけど、事件を追うのではなく、彼女が、犯人がどうなったのか‥ではなく、突然世界は変わり、そこで許し、裁かず、前に進む事を学ぶ。
それはとても難しいけれど難しく語るのではなく、寄り添うように問いかける。とても幻想的なのです。
だけどそこは、普通に行ける場所ではない。生死を彷徨った人が後に行ったと語る世界。
最後の選択も、難しい。その選択が、出来るかな・・解っていても、出来るかな・・
愛は天秤にかけられないけど。
Sam Worthington。この脚本を読んで、この映画を撮りながら、Anton・Yelchinを思い出したかな・・
TERMINATOR SALVATIONでマーカス・ライトとカイル・リースは強い絆で結ばれていたからね。
まりん

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